家賃支援給付金は難易度が高い

家賃支援給付金は、事業者によって多少の違いはあるものの、おおむね家賃の3分の2の半年分を一括で給付されるものです。給付金は大家ではなく、申請した法人や個人事業主の口座に直接振り込まれることになります。

家賃支援給付金

当サイト運営者の場合、家賃といってもせいぜい数万円程度のため、給付金の額は少額でしたが、テナントなどで賃料の負担が大きい場合、法人で最大600万円、個人事業者で最大300万円までもらうことができます。

例えば、仮に法人で賃料が月60万円の場合、40万円×6カ月分で240万円の計算になりますが、このようなケースでは持続化給付金よりも給付金の額が大きくなることもあります。もし要件を満たしている場合は忘れずに申請しておくとよいでしょう。

ただし、経産省のホームページによると、9月13日(日)までに約47万件の申請があり、そのうち給付件数は約12.4万件にとどまっているとのことで、家賃支援給付金は入金までにかなり時間がかかるようです。

(※参考:家賃支援給付の申請と給付について (METI/経済産業省)

9月13日の時点では、直近1週間の申請件数と給付件数が約3万件でほぼトントンになってはいますが、この状態で未処理の約34万件を処理するとなると、ある程度は時間がかかりそうな印象があります。チャートを見る限り、7月中の申請件数が約20万件と読みとれますが、給付件数が約12.4万件とのことですので、7月中に申請した人でもまだ支給されていない人が多いはずです。

■追記:
当初、数か月はかかるものと考えていましたが、当サイト運営者の場合は9月3日に申請し、9月23日には「お振込手続き中」となり、約3週間で審査完了となりました。徐々に処理件数が増えてきているようですので、最近はそれほど時間はかからないのかもしれません。

家賃支援給付金と持続化給付金を比較

この家賃支援給付金は持続化給付金よりも提出する書類の数が多く、それぞれの書類で難解な文言も多いため、申請要領を読むのにも苦労するはずです。

ただ、要件については持続化給付金よりも多少は緩和されています。

家賃支援給付金の支給対象

(3) 2020年5月から2020年12月までの間で、新型コロナウイルス感染症の影響により、以下のいずれかにあてはまること。
① いずれか1か月の売上が前年の同じ月と比較して50%以上減っている
② 連続する3か月の売上の合計が前年の同じ期間の売上の合計と比較して30%以上減っている

(※家賃支援給付金の公式サイトから要点のみ抜粋)

持続化給付金と同様、「前年同月比で50%減」の要件については同じですが、家賃支援給付金では「連続する3か月の合計で前年同期比30%減」の場合でももらえるため、条件的には多少は緩和されていると思います。

一方、期間については2020年1月からではなく、「2020年5月から2020年12までの間」となっているため、この部分では多少は厳しめになっています。

家賃支援給付金で提出する書類のポイント

当サイト運営者の場合、家賃支援給付金で提出した書類は以下のようになりました。

公式サイトにて詳細な動画が公開されていますので、そちらを参考にしてファイル名を付けておけば問題ないかと思います。私の場合、複数のページにわたる契約書類などをスキャンし、ひとつのPDFに結合した上でアップロードしましたが、一枚ずつでもアップロードは可能かと思います。

賃貸借契約に関する書類について

持続化給付金と違う点は「賃貸借契約に関する書類」が必要になる点ですが、これは主に「賃貸借契約書」と「支払い実績の証明書」がメインになります。そのほか、自動更新で契約している場合には、その契約が現在でも生きていることを証明する書類が別途に必要になってきます。

また、これらの書類には契約者や賃料などの箇所に「印」をつける必要があるため、いったんは紙にプリントアウトした上で赤ペンなどで印をつけ、それをさらにスキャンした上でPDF化する作業なども発生してきます。

この過程で、難解な文面を理解するのに時間がかかってしまいましたが、高齢者の場合はかなり大変なのではないかという印象を感じました。

当サイト運営者の場合、公式サイトで公開されている動画や注意書きの通りに記載し、数字なども契約書が「1」ならば、「一」ではなく「1」にするなど、細かい点まできっちり合わせた上で申請しました。記入漏れはまずないはずですが、それでも何点か不備の箇所が出てくるような気がしています。

持続化給付金と比較すると面倒な手間がかかると感じていますが、最低限、記入漏れを何度も確認し、画像についても不鮮明なら何度もスキャンするなどして申請することをおすすめします。

マイページのステータス状況について

当初、数か月程度はかかると見込んでいたものの、9月3日に申請したのち、9月23日にはマイページのステータスが「申請内容確認中」から「申請内容確認完了」の表示に変わり、9月28日にお振り込みをしていただけました。

申請内容確認完了

ネット上の情報によると、不備があった場合は「申請内容・添付に不備がありましたので修正してください」の表示がされるようですが、この「申請内容確認完了」の場合は既に審査は終了している段階とのことです。

お振込手続き中

その後、当日中に「お振込手続き中」の表示に変わりましたので、「申請内容確認完了」の表示がされるのは短時間かと思います。

振り込み後、しばらくしてから申請者と貸主に以下のような通知がきます。

家賃支援給付金のお知らせ

左は申請者へのお知らせですが、こちらには給付金額なども記載されています。右は大家さんから借りてきたものですが、貸主や管理業者へのお知らせには金額の記載はありませんでした。

当サイト運営者は約3週間で完了となり、迅速な対応をしていただけましたが、家賃が少額だったことなども関係しているのかもしれません。いずれにしましても、何度も確認した上で不備が出ないように申請することをおすすめします。