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確定申告後の電子納税のやり方

確定申告書等作成コーナーのe-Taxで確定申告した後は、そのままインターネットバンキングから電子納税してしまうのが一番簡単です。

「納付期限」は「申告期限」と同じで3月15日となっています。

このインターネットバンキングによる電子納税の場合、銀行口座の預金残高からすぐに引き落とされて納付完了となります。

ただし、銀行口座からの振替納税を設定している場合は4月20日が振替日となっているため、自動振替にした方が時間的には多少の余裕があるかもしれません。

また、クレジットカードによる納付の場合は手続きした時点でカード会社から納税されるものの、カード利用料金の引落し日までは実質的に納付を引き延ばすことができると思います。

手持ち資金が不足している場合は、振替納税やクレジットカード納付を利用するとよいでしょう。

インターネットバンキングでの電子納税のやり方

確定申告書等作成コーナーで確定申告をした後、そのまま受信メールを確認し、メールに記載されているインターネットバンキングの箇所からPay-easy(ペイジー)で電子納税するのが便利です。

このPay-easyは金融機関のATMでも対応していますが、できるだけ、お使いの銀行のインターネットバンキングから納付するとよいでしょう。

楽天銀行やジャパンネット銀行などのネット専門の銀行、あるいは大手の都市銀行ならほぼ対応しています。(※118銀行中、110行対応:ペイジーが使える金融機関)

受信メッセージの確認

この電子納税の手順についてですが、確定申告書等作成コーナーで確定申告したあと、まずはメッセージボックスにて受信メールを確認します。

e-Tax メッセージボックス

「納める税金」に間違いがないかを確認しておきましょう。

その下あたりに「インターネットバンキング」の箇所があるので、そちらからお使いの銀行を選択します。

選択するとお使いの銀行のインターネットバンキングに遷移しますので、自動で入力されている納税額を確信してPay-easyで納付するだけです。預金残高から税金額が引き落とされて納付が完了します。

振替納税の場合は本人名義の口座である必要がありますが、ペイジーの支払いでは収納機関へ口座名義が通知されないため、納税者と違う名義の銀行口座でも支払うことができます。

家族の分を代行して支払うのにもペイジーが便利です。

e-Taxウェブ版での電子納税のやり方

そのほか、国税全般についての電子納税はe-taxウェブ版が便利かと思います。

個人の確定申告の電子納税は、上記の確定申告書等作成コーナーでe-Taxして申告した後、受信メールからインターネットバンキングで納付するのが一番便利かと思います。

また、こちらのe-Taxウェブ版でも自分で税金の種類や納税額などを登録すれば、受信メールから同じように納付することができますが、法人税などにも幅広く対応しています。

まずは「納付情報登録依頼」をクリックします。

納付情報登録依頼

次に、申告した税目や課税期間、申告納税額などを入力します。

送信して「受信通知の確認」をクリックします。

受信通知の確認

ここからは確定申告書等作成コーナーとほぼ同じですが、インターネットバンキングの箇所をクリックすれば、銀行を選択するページへ遷移するはずです。

銀行を選択してログインすれば、納税金額が自動で反映されているはずですので、そのまま残高から引き落とせば簡単かと思います。

ちなみに、こちらには納付区分が記載されていますので、これをメモしてお使いのインターネットバンキングにて各項目を直接入力するのでもよいかと思います。

納付区分

どちらかというと、受信メールからインターネットバンキングの箇所をクリックして納付するのが簡単と思います。

法人税の電子納税

法人税の確定申告についても上記の方法で電子納税ができます。

けれども、法人市民税や法人住民税、あるいは個人住民税の特別徴収分については、ほとんどの市区町村で電子納税には対応していないようです。横浜市や大阪市、川崎市などは対応しているようですが、ごく数える程度でした。

お住まいの市町村が法人の電子納税に対応しているかについては、eLTAXのこちらのページで確認してみるとよいでしょう。
→ 地方公共団体ごとのサービス状況
※PCもしくはスマートフォンからアクセスして下さい。

銀行のインターネットバンキングで直接入力する方法

銀行のインターネットバンキングで必要な情報を直接入力し、そのまま納付することもできます。国税のほか、社会保険料の納付なども振込用紙に記載されている情報を入力すれば、直接入力してペイジーで納付できます。

例えば、こちらは三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキングになりますが、「収納機関番号」と「納付番号」、「確認番号」そして「納付区分」の情報を入力すれば、口座残高から振替えられて納付が完了します。

三菱東京UFJ銀行 Pay-easy

口座情報は送信されないので、自分名義の口座でなくても納付できるはずです。

それぞれ、以下の情報を入力していきます。

「収納機関番号」→ 00200(国税庁)
「納付番号」→ 利用者識別番号
「確認番号」→ 納税用確認番号(自分で決めた6桁の半角数字)
納付区分」→ 難しい
「金額」→ 申告納税額

「納税用確認番号」を忘れてしまった場合、メッセージボックスの確認の箇所から「受付システム」へログインすると下の箇所から変更することができます。

納税用確認番号

このなかでは「納付区分」が少し面倒くさいです。

「納付区分」の取得方法

「納付区分」→ 納付目的コードのこと

この納付区分番号は、「自分で番号を作成する方法」と「e-taxで番号を発行してもらう方法」の2種類があります。

1自分で作成する方法(入力方式)

入力方式では自分で番号を組み合わせて作成しますが、こちらのページに詳しく書いてますが、少し難しいです。
https://www.e-tax.nta.go.jp/tetsuzuki/tetsuzuki4_3.htm
※PCもしくはスマートフォンからアクセスして下さい。

2e-taxで発行してもらう方法(登録方式)

登録方式で入手する場合、e-taxソフトか、e-taxウェブ版などを使い、納付情報を登録しましょう。詳しくはこちらに書いてました。
https://www.e-tax.nta.go.jp/tetsuzuki/tetsuzuki4_2.htm
※PCもしくはスマートフォンからアクセスして下さい。

いずれかの方法を選択して納付区分を入手するとよいでしょう。

金融機関の窓口や税務署での現金納付

インターネットバンキングによる電子納税が面倒くさい場合には、銀行や税務署で直接払ってしまった方がはやいと思います。金融機関の窓口などで直接払う場合、まずは納付書を入手する必要があります。

税務署や銀行などの金融機関へ行けば、以下のような納付書をもらえますので、各種の情報を記入して現金で納付するとよいでしょう。

確定申告 納付書

納付書には納付先の税務署があらかじめ印字されているケースがありますので、納税する税務署についても把握しておくことをおすすめします。

また、確定申告書などに記載されている整理番号も必要ですので、あらかじめメモしていくようにしましょう。


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