定額小為替の買い方と使い方

戸籍謄本や所得証明、あるいは住民票などを郵送で請求する場合、手数料については定額小為替(ていがくこがわせ)を購入して同封する必要があります。

この定額小為替はこのような証書ですが、郵便局やゆうちょ銀行で購入することができます。

450円の定額小為替

郵便局には、郵便窓口やゆうゆう窓口、貯金、保険窓口などがありますが、たいていは上部などに郵便(赤)や貯金(緑)、保険(青)などで色分けがされているので、緑の貯金窓口に行けば購入することができます。窓口の手前には番号札の発券機があるはずですので、まずは番号札を取り、自分の番号が呼ばれてから窓口に行けばよいでしょう。

窓口で「定額小為替ください。」といえば、その場で請求書を書かされるので、名前や住所、定額小為替の種類と枚数を記入すれば、証書を用意してくれるはずです。証書の種類には12種類あり、「50、100、150、200、250、300、350、400、450、500、750、1000円」となっています。

住民票の写しの手数料は市区町村によって違いますが、概ね150円~350円あたりの証書を使うことが多いと思います。自治体によっては、お釣りが発生する場合は受け付けてくれないケースもあるため、事前に自治体のホームページなどで金額を確認してから購入するようにしましょう。

証明書の請求などで役所に郵送して使う場合、指定がない限り、受取人欄などには何も記入する必要はありません。

また、定額小為替証書1枚につき、全金種共通で200円の料金がかかります。

定額小為替の受領証書

そのため、上記の450円の定額小為替を購入した際、200円の料金と合わせて650円がかかりました。

当サイト運営者が調べた限り、貯金窓口の営業時間は、たいていは平日の16時までとなってますが、大きな郵便局では18時まで対応しているところもあります。

ただ、土日は休みですし、時間外のゆうゆう窓口では定額小為替を取り扱っていないため、平日でないと入手できないかもしれません。コンビニや銀行でも購入できませんし、オークションサイトでもほとんど出品されていませんので、平日以外に入手するのは難しいと思います。

定額小為替で戸籍謄本の請求方法

こちらは戸籍謄本を郵送で請求した際のものですが、当サイト運営者の自治体の場合、450円の定額小為替が必要でした。

戸籍謄本を郵送で請求する際の同封書類

請求書や返信用の封筒、定額小為替、身分証明書などを同封すると24gでしたが、25g以内なら84円、25gを超えると94円の切手が必要になります。返信用の封筒には84円の切手を貼っておきましたが、謄本の枚数が多い場合には94円を貼って置いた方がよいかもしれません。

戸籍謄本(全部事項証明書)には、筆頭者を初めとして同じ戸籍の人が全員記載されるので誰が請求しても同じものが出てきます。ただし、請求できる人は原則として、本人、配偶者、直系血族となっています。一方、戸籍抄本(個人事項証明)については、誰の証明が必要なのかを記載する必要があります。

戸籍謄本は本籍のある役所で請求することができますが、本籍のある役所が遠い場合には、定額小為替を購入して郵送で請求することをおすすめします。

本籍地や筆頭者が分からない場合、まずは本籍地を記載した住民票を請求して確認するとよいでしょう。

そのほか、住民票の写しや所得証明についても郵送で請求できますが、同じように定額小為替を同封して請求するとよいでしょう。

一方、法人の登記事項証明書については、法務局に郵送で請求することができますが、こちらの場合は定額小為替ではなく、収入印紙で手数料を納めることになります。