個人事業のネットでの集客方法
小規模な個人事業主の場合、ネット上で広告を配信すると効率よく集客することができます。ネット上での広告配信サービスには以下のものがあり、費用や効率の面でそれぞれ違いがあります。
リスティング広告(検索連動広告)
リスティング広告はグーグルやヤフーなどの検索結果で表示される広告のことです。ただ単に表示されるわけではなく、検索キーワードに連動して広告が表示される点に特徴があります。
グーグルの検索結果に広告を表示させるにはGoogle 広告、ヤフーの場合はYahoo!広告を利用して広告を配信することができます。
Google
→ Google 広告ヤフー株式会社
→ Yahoo!広告例えば、胡蝶蘭の花屋を営んでいる個人事業主の場合、「胡蝶蘭 購入」と検索されたときにだけ、検索結果に広告を表示することができます。このように検索する人は「胡蝶蘭」を買いたい人ばかりのため、購入意欲の強いお客様にだけ効率的にアプローチすることができます。
全国的なネット通販には対応していない場合でも「胡蝶蘭 代官山」などと地域を指定して配信することもできるので、近所のお客さんに効率よくアプローチすることができます。
このリスティング広告による集客の場合、1クリックされるごとにクリック単価で費用がかかりますが、予算の上限額を設定して配信することで自分のペースで集客することができます。
アフィリエイト広告(※法人向け)
上記のリスティング広告はクリック単位で費用がかかるのに対し、アフィリエイト広告は成果報酬がメインのため集客に対するコスト管理が容易になります。
例えば、1件成約した際に報酬がいくらなどと指定することで、成果が発生しない限りは費用がかからない仕組みになっています。
このアフィリエイト広告を配信する場合、媒体サイト数の多いA8ネットやバリューコマース、あるいはアクセストレードなどがおすすめですが、個人事業では利用できないケースが多いです。大企業が多く、ほぼ法人での利用がメインになりますので法人成り後に検討されてみることをおすすめします。
月極め広告(※法人向け)
利用者の多いサイトに月極めの広告を掲載することで露出度や認知度をアップすることができます。こちらはクリック単価や成果報酬ではなく、月額いくらの固定費用での掲載がメインになります。
例えば、市役所や公共機関のホームページで広告募集をしているケースがありますので、親和性が高いようでしたら掲載依頼を出してみるのもよいでしょう。ただし、こちらの場合も主に法人での利用がメインになるかと思います。
いずれに場合でもホームページを保有していることが前提になりますが、個人事業主の場合はリスティング広告が使いやすいのでおすすめです。
そのほか、Googleマップなどで所在地を登録したり、飲食店などの業種によっては食べログなどの口コミサイトに登録したり、あるいは楽天やYahoo!ショッピングなどでも店舗を構えるのもよいかと思いますが、ある程度の費用がかかるケースが多いです。